歯周病は昔から歯槽膿漏という名前で知られている歯の病気です。
症状は最初、歯茎が炎症を起こして腫れて来ますが(歯肉炎)、それが次第に歯肉だけでなく歯の基盤となっている骨やその周囲組織に拡大します(歯周炎)。
そこまで病状が進むと骨が溶けて歯がグラグラし始め、やがては抜け落ちてしまいます。
又、本人は気付いていない事が多いのですが歯周病独特の嫌な口臭がする様になり、周囲の人がその方の近くでお話をするのを嫌がる様になります。
歯周病は日本人の35歳以上の年代では約70%にその症状が見られると言われています。
正に歯周病は国民病ですね。
歯周病患者はこれだけ多いのですから、審美歯科に歯の美容整形が目的で訪れる方の中にも術前の検査で歯周病に罹っている事が判明する方がおられます。
その場合はまず歯の治療をしてからでないと歯や歯茎の美容整形は出来ませんので、審美歯科では提携している一般歯科に治療を依頼するか、又は自分のクリニックで治療をします。
審美歯科は歯や歯茎をキレイにする事を主としている歯科医院ですが、歯科に審美歯科という独立した診療科があるわけではありません。
ですから審美歯科の看板は掲げていても、審美歯科のドクターは元々は虫歯や歯周病などの歯の病気の治療をしていた方達です。
ただ「出来る」事と「得意である」事は違いますので、歯の病気の治療は自分でせずにそれを得意とする一般歯科のドクターと提携して、お互いに患者を紹介しあっているケースもあるわけです。
言わば開業医同士のネットワークですね。
歯周病にはゆっくりと症状が進行する「慢性歯周炎(成人性歯周炎)」と、20代後半から急速に症状が進行する「急性進行性歯周炎」、6歳ごろから歯を支える骨が溶け始める「若年性歯周炎」があります。
歯周病の治療は歯磨きや喫煙などの生活習慣の改善など、患者がドクターや歯科衛生士の指導を受けながら自分でする治療と、歯茎内部の殺菌などドクターでなければ出来ない治療の組み合わせになります。
又、いくら治療しても既に失った歯はもう戻って来ませんので、必要に応じてインプラントなどの治療も組み合わせる事になります。
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